組織作りの基本

組織コンサルの会では、通常、3つのステップで組織を創り上げていきます。

まず「1.組織設計」です。
これはお客様の業務内容、戦略を聞いた上で、どんな組織を作るべきか検討し、定義していくことです。
組織は戦略を達成するために作るので、「戦略」が固まらなければ、組織も作りようがないからです。

しかし多くの中小企業の場合、その戦略が曖昧です。今、売れている理由、これからも売れ続ける理由など明確に答えられない経営者も多いのです。ですから、組織作りの前のその点をしっかり議論することになります。
戦略上の差別化や特性を設ける場合は、組織もそれに準じて作らなければなりません。

ちなみに組織とは「戦略を達成する為の人的な仕組み」であり、「社員が思わず望む方向に動いてしまう仕組み」とも言えます。
具体的には、
・人材像
・管理職像
・管理体制
・業務ルール
・大切にする文化
・商売を取るための考え方
・報酬制度
・キャリアイメージ
・教育体制
・教育内容
・役職毎の業務
・会議体
等、とても多岐にわたる施策と定義の集合となります。
ポイントはこれらの施策に「一貫性」があること。
「〇〇な人材を集めて、〇〇の教育を行い、〇〇の管理を行うから、この会社は利益を出せる」こうした一貫性のある施策をしなければ、社員は会社を信用しなくなります。

次に「2.全社員教育」です。
組織設計で決まったストーリーを社員全員に教えていきます。会社が利益を出すためのどういう仕組み(組織)を用意しようとしているのか、それを研修で教えていきます。
その際、重要なのは、同時に「組織作りを阻害するのは社員・管理職の幼児性」ということを教えていきます。
この「幼児性」に社員が意識することがとても大切になります。
幼児性とは「こどもっぽい言動」ということです。色々と特徴がありますが「自己中心的」が最たるものでしょう。
企業の組織は、皆で協力し合って儲けようと仕組みですが、その中に自己中心的な社員がいると、協力しようとする輪が壊され、組織になりません。組織力をつけるには、それぞれが自分の幼児性を抑えなければならないのです。

最後に「3.OJT的教育」です。
よくあるのが、管理職会議に継続的に出させて頂きます。中小企業では理想の管理職を見たことがないという会社がかなり多くいます。組織化していなければ、もちろん正しい管理職もいないのです。そこで、そうした正しいリーダー像をOJT的に教えていき、リーダーとして正しい判断、話し方、考え方などを教えていきます。

結局、組織の作り方を理解すれば、皆さん、やってくれます。
「幼児性」だけは押さえるのに、少し時間がかかる方もいますが、これも直ります。
組織化は概ね1年~2年で完成し、組織は驚くほど変化・成長します。

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