組織コンサルの会、月例ウェビナーを開催しました。
今回のテーマは「入社3年目までの教育体系」
約１時間の動画です。ぜひご覧ください。
会社経営者の方、人事・育成担当者の方はもちろんのこと、
中小企業支援をしている方々にもぜひご覧いただきたい内容です。

前回のウェビナーでは、「管理職研修の全体像」というテーマで、
11回の管理職研修全体像と、各研修の役割、狙い、
そして達成したい組織の状態などを詳しく説明しました。
前回のウェビナー動画はコチラ

社員の離職に課題を感じている方も多いと思いますが、
会社の目標達成に邁進し、高い指導力・教育力で部下を導き、
組織で成果を出せる管理職の存在は、
会社の営業成績に好影響を与えるだけでなく、
社員の退職率を大幅に低下させてくれます。

「この会社にいると自分が成長できる」
「この会社には未来がある」
「上司や先輩は明るい未来へ懸命に努力している」
「何よりも一緒に働く人たちのことが好きだ」
と思えるような職場環境の場合、
仕事が厳しく給料が安くても、社員は辞めることができません。

企業にとっては、比較的給料が低い若手が活躍し、
高い成果を上げてくれるようになれば、それが一番効率的です。
新人を早期に戦力化することは、
中小企業にとっては特に重要な施策となるでしょう。
1年でも半年でも早く、一人前の貢献ができるよう成長させる必要があります。

これは、社員をいつまでも低賃金で働かせ続け、
給料を上げずに会社だけが利益を確保するという論理ではありません。

会社の基本は、みんなで協力して頑張って儲ける、
儲けたら全員で分け合うことです。
自分の給料を増やすためには、会社の利益を増やすこと、
会社が儲かるようにすることが必要なのです。

そういった当たり前のことを先輩社員が新人に教えてあげてください。
今の若手は、驚くほどその基本を知りません。
会社は全員が協力して目標を達成するところ、
みんなで力を合わせて稼ぐところなのです。

管理職研修で管理職を「その気にさせる」ことと同様に、
新人・若手教育においても、まずは「その気にさせる」ことです。
　〇評価されるための働き方や考え方
　〇出世するための方法
　〇目指すべき人物像
このような方向性を示し、その方向で成長すれば
本当に評価され給料があがる仕組みなのだ
ということを“信じてもらう”ように仕向けるのです。

現代の若者たちも、自己成長に関心があり、褒められることを喜びます。
ただし、低い目標を設定し成功体験を積ませたり、
たいして努力もしていないことで褒めたりしても意味がありません。

仕事のやり方だけでなく、一人前の社会人になれるよう、
内面も含めて厳しく指導してあげてください。
上司の役割は、部下が目標を達成するために必要な支援を提供し、導くことです。

最初の3年間は、新人を全員で寄ってたかって教育する時期です。
ただ単に業務を教えるだけでなく、
社会人としての心構えやマインドセットを指導し、
しっかりと働ける強い社会人に育てることが主要なテーマです。

かつては「会社は学校じゃない」と言われていましたが、
現在では「会社こそが学校」と考えるべきと思います。

社会で生き抜くことは容易ではありません。
普通にやっていれば通用すると考えている若者にも、
その厳しさを教えてあげる必要があります。

企業側も、社員を成長させられる高い教育力を持った企業だけが
生き残れる時代です。
明確な「成長の階段」を用意し、
希望に満ちた未来を見せてあげることができれば、
社員たちは成長し、企業の拡大と発展に力を注いでくれる、
強い社員になってくれるのではないかと思います。

今回のウェビナーでは、新人教育における実行策として、
「8つの育成環境パッケージ」を紹介しました。

企業ごとに教育内容は異なるかもしれませんが、
概要と方針は大きく変わることはありません。

多くの企業が直面している「若手社員の定着」の問題に対して、
この情報が少しでも参考になれば幸いです。

ご意見やご要望、組織作りについてのご相談などありましたら、
お気軽にお問い合わせください。
http://soshiki-consul.com/inquiry/

■第22回Webinar「入社3年目までの教育体系」
2023年3月27日 19:30～20:30
ホスト：組織コンサルの会 代表 駒谷 誠
司  会：渡辺 俊輔

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