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組織作りの手順とコンサルの活用方法 第25回Webinar
3年目に突入した月例の組織コンサルWebinarですが、2023年6月は「組織作りの手順とコンサルの活用方法」というタイトルで開催しました。
人や組織に課題を抱える企業の方や、組織作りを支援している専門家の方々にもぜひ聞いていただきたい内容です。
今回ご紹介したのは、組織作りの14のステップと組織コンサルの役割、その活用方法です。
実際の組織変革の場面では、社長や管理職も含め、社内の方ではどうしても“できない”“やりにくい”ことが発生します。第三者の私たちがお役に立てるのは、まさにそのような“社内ではやりにくいこと”を推進していけるからです。
会社によって足りないところは異なりますが、私たちは常に“補完する”役割を演じていくのです。厳しさが足りなければ強い言葉で皆さんをやる気にさせて、優しさや協力体制が不足していれば、うまく間で立ち回り、すべてがスムーズに流れるようにします。
しかし、いきなり“見えている課題”に取り組むことはしません。組織作りにはまず、「準備と基礎教育」のステップが必要だと考えています。
そもそも組織は何のために作るのでしょう?組織を強化するのは何のためでしょう?
会社という法人も私たち個人と同じ、働く理由は“お金を稼ぐため”です。その共通の目的のために一つの組織に集まっているのであれば、組織は強く結束し、協力し合った方がいいに決まっています。
そのような当たり前のことを全員で理解して初めて、人事制度や報酬制度などの各種制度が、社員のモチベーションアップやエンゲージメント向上、働きやすい環境整備に繋がっていくのです。
組織作りの14のステップは
【準備】
1.事業戦略の確認
2.組織設計
から始まります。
なぜ当社は収益を上げているのか?将来どのような企業になっていくのか?強みの源泉を明らかにし、将来に向けて必要なことは何かを明確にします。複雑な事業であってもシンプルに言語化できるのが組織コンサルの強みです。
事業戦略が明確になれば次は、組織設計です。その事業戦略を遂行していくために必要な、人材像・管理職像・管理方式・組織文化・必要とされる能力・必要なルール・評価制度・報酬制度・目標設定・教育内容など、多岐にわたりますが一貫性を持たせて定義していくのです。
この組織設計が、私たちが最も得意とするところです。
「事業戦略を実現するのが組織の役目」です。部分部分の改善では、本当の組織変革は期待できません。
私たちが考える組織作りは、儲け続ける会社を作ることがメインテーマです。今日の明日の、目の前の課題解決だけを目的にはしていません。社員満足の向上やモチベーションアップ、働きやすい環境整備を最優先の課題には設定していません。例え社員の望む通りの会社になったとしても、儲け続けられる会社でなければ意味がないと思うからです。
だからこそ、14のステップの最初に、事業戦略の確認を行い、その会社のその事業に必要な「組織」のグランドデザインを描き、そこへ向かっていくための施策を実行していくのです。
次回は、「基礎教育」のステップを解説します。
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